Isbn (書籍JAN)バーコード作成ツール

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書籍JANコードとは

日本国内で流通する書籍のバーコードは「書籍JANコード」と呼ばれ、通常のJANコード(GTIN-13)とは異なる独自の仕組みを持っています。最大の特徴は、バーコードが上下2段で1組になっていることです。

書店で本の裏表紙を見ると、バーコードが2つ縦に並んでいます。これは飾りではなく、それぞれ別の情報を担っています。

上段と下段の役割

先頭意味
上段978 または 979ISBN(国際標準図書番号)を13桁化したもの=書名の識別
下段192分類コードと価格

上段だけでは価格情報がありません。下段だけでは書名がわかりません。日本の書店流通では2段そろって初めて機能します。この点が、書籍JANコードを単なる「ISBNのバーコード化」と考えると失敗する理由です。

上段:ISBNの13桁化

ISBNは現在13桁です(2007年に10桁から移行)。先頭の978は書籍を表す接頭記号で、978の枠が埋まったため979も使われています。日本の出版物の国記号は4です。

チェックデジットの計算はEAN-13と同じで、左から1・3・1・3…と重み付けします。978430904444 の場合、合計は94、94以上で最も近い10の倍数は100、100 − 94 = 6 となり、完成するISBNは 9784309044446 です。

10桁ISBNのチェックディジットとは計算方法が異なります(10桁はモジュラス11で、末尾がXになることがあります)。手元に10桁ISBNしかない場合、単純に978を前置しただけでは正しい13桁になりません。チェックデジットを計算し直す必要があります。

下段:分類コードと価格

下段は 192 で始まり、続いてCコード(4桁の分類コード)本体価格が入ります。

Cコードは書店での配架を決める重要な情報で、4桁それぞれに意味があります。

価格は税抜きの本体価格を記載します。消費税率が変わっても本体価格は変わらないため、この方式が採られています。

ISBNの取得について

ISBNは当サイトを含むどのバーコード作成ツールでも発行できません。日本国内では日本図書コード管理センターが出版者記号を管理しており、出版活動を行う事業者・個人が申請して取得します。

また、書籍JANコードはGS1事業者コードとは別の制度です。GS1 Japanも書籍JANコード・定期刊行物JANコードはGS1事業者コードとは異なるコードであると明示しています。通常の商品用にGS1事業者コードを持っていても、それを書籍に流用することはできません。

逆に、書店流通させない——同人誌、イベント頒布、自社サイトのみでの直販、社内資料など——であればISBNは不要です。在庫管理のためだけであれば、Code 128で自社の管理番号をバーコード化すれば十分です。

印刷時の注意

書籍JANコードのシンボル自体はJANシンボル(EAN-13)と同じ規格に従います。基本寸法や0.8〜2.0倍という拡大縮小の考え方も同様です。

書籍特有の注意点は次のとおりです。

取次(流通業者)に納品する場合、取次ごとに独自の要件があることがあります。初めて流通させる際は、必ず取次先に仕様を確認してください。

参考にした一次情報

執筆: | 公開日:2026年8月22日 | 最終更新:2026年8月22日
本記事の規格に関する記述は、GS1およびJIS/ISOの公開仕様を参照しています。参照先は本文中に記載しています。

最終更新:2026年8月22日。規格・制度は改定されることがあります。実運用の前に必ず公式資料で最新情報をご確認ください。誤りにお気づきの際はお問い合わせよりご指摘ください。