ITF-14バーコード作成ツール

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ITF-14(集合包装用商品コード)とは

ITF-14(ISO/IEC 16390)は、ダンボール箱などの外装(集合包装)に表示するバーコードです。中身の単品にはJANコード、それをまとめた箱にはITF-14、という使い分けになります。国際的にはGTIN-14と呼ばれます。

単品用のJANシンボルと比べて、バーが太く、サイズが大きいのが特徴です。これは意図的な設計で、ダンボールの粗い表面に直接印刷しても、倉庫の薄暗い環境で離れた位置から読み取れるようにするためです。

14桁の構成——インジケータが鍵

区分桁数内容
インジケータ1桁1〜8:入数の違いを表す/9:不定貫商品
JANコードの先頭12桁12桁中身の単品のJANコードからチェックデジットを除いたもの
チェックデジット1桁14桁として再計算

実務上もっとも重要なのがインジケータです。同じ商品でも「12本入り」と「24本入り」で別のコードが必要になり、その違いをこの1桁で表します。

ここで頻出する間違いが2つあります。

計算例:中身のJANが 4901234567894、インジケータ1の場合、対象は 1490123456789 です。3・1・3・1…と重み付けして合計129、130 − 129 = 1。完成するITF-14は 14901234567891 となります。

ベアラバー——ITF-14固有の必須要素

ITF-14にはベアラバー(Bearer Bar)と呼ばれる、シンボルを囲む太い枠線が必要です。他のバーコードにはない要素で、省略できません。

役割は2つあります。

ベアラバーを「デザイン上の飾り」と判断して外してしまう事例がありますが、読み取り率に直結します。必ず含めてください。

サイズと拡大縮小の制約

ITFシンボルの基本寸法は152.4mm × 41.4mmです。JANシンボル(37.29 × 25.93mm)と比べて格段に大きいことがわかります。

拡大縮小のルールがJANとは根本的に異なります。ここが最も注意すべき点です。

国内では従来、横幅・高さともに0.625〜1.2倍という運用が認められてきました。国内流通に限れば従来どおりでも支障はありませんが、版を改訂する機会にGS1国際標準へ合わせることが推奨されています。輸出品では国際標準に従ってください。

なお、運用上の実寸を計算する際は横幅にベアラバーの幅を、高さにベアラバーと数字の分を加える必要があります。基本寸法だけでスペースを確保すると入りきりません。

印刷面での注意

ITF-14はダンボールに直接印刷されることが多く、素材由来の問題が起こりやすい形式です。

ITF-14を新規に使う場合、量産前に実際の箱に印刷して、倉庫のハンディターミナルで読み取り検証することを強く推奨します。紙に印刷したテストでは、ダンボール特有の問題が再現しません。

コードの取得について

ITF-14は既存のJANコードから組み立てるため、元になるJANコード(GS1事業者コード)が必要です。当サイトでは事業者コードを発行できません。詳しくはEAN-13ページをご覧ください。

参考にした一次情報

執筆: | 公開日:2026年8月22日 | 最終更新:2026年8月22日
本記事の規格に関する記述は、GS1およびJIS/ISOの公開仕様を参照しています。参照先は本文中に記載しています。

最終更新:2026年8月22日。規格・制度は改定されることがあります。実運用の前に必ず公式資料で最新情報をご確認ください。誤りにお気づきの際はお問い合わせよりご指摘ください。