バーコードスキャナーの選び方

バーコードを作る側の話は多くありますが、読む側の機器選定で失敗すると運用が回りません。ここでは用途から機種を絞る手順を整理します。

まず決めるのは「1次元か2次元か」

これが最初の分岐です。

方式読める形式特徴
レーザースキャナー1次元のみ長距離に強い。安価。QRコードは読めません
リニアイメージャ(CCD)1次元のみ可動部がなく耐久性が高い。近距離向き
エリアイメージャ(2Dイメージャ)1次元・2次元画面表示のコードも読める。現在の主流

今から新規導入するならエリアイメージャを推奨します。レーザー専用機は安価ですが、2次元コードへの移行が進む中で再更新が必要になります。スマートフォン画面に表示されたコードを読む必要がある場合も、レーザーでは読めません。

接続形態

キーボードウェッジで注意すべきは送出設定です。読み取り後に改行(Enter)を付けるか、タブを付けるか、接頭辞・接尾辞を付けるか——受け側の入力欄に合わせて設定します。ここが合っていないと、値は正しいのにフォームが進みません。

読み取り距離の設計

読み取り距離はナローバー幅にほぼ比例します。細いバーは近づかないと読めません。

用途距離ナローバー幅の目安
手元で読む(レジ・検品)〜30cm0.25〜0.33mm
棚札・箱ラベル0.5〜2m0.5mm以上
高所ロケーション3m以上1.0mm以上+長距離対応機

倉庫で高所の棚を床から読む運用では、ラベル側とスキャナー側の両方を設計する必要があります。ラベルを大きくできない場合、長距離対応機を選ぶしかありません。

特殊な条件

導入前の検証

  1. 実際のラベルで試す——サンプルコードではなく、自社が実際に使うラベルで読み取ります
  2. 実際の環境で試す——照明条件、距離、角度を再現します
  3. 設定を確認する——チェックディジット検証の有無、Code 39のアスタリスク送出、Codabarのスタート/ストップ文字。送出側と受け側の設定が食い違うと文字列が一致しません
  4. 読み取り率を測る——100回読んで何回成功するかを記録します。9割では現場は回りません

読み取れない場合の切り分けは印刷ガイドで解説しています。

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執筆: | 公開日:2026年8月22日 | 最終更新:2026年8月22日
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