UPC-Eバーコード作成ツール
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UPC-Eとは
UPC-Eは8桁で表示されるバーコードですが、独立したコード体系ではありません。12桁のUPC-Aから特定の条件を満たす「0」を省略して短くしたものです。この仕組みをゼロサプレッション(zero suppression)と呼びます。
ここを理解していないと必ず混乱します。UPC-Eは「小さい商品用の短いコード」ではなく、「特定のUPC-Aだけが取れる短縮表示」です。
すべてのUPC-Aが短縮できるわけではない
これがUPC-Eの最も重要な性質です。ゼロサプレッションは、元のUPC-Aが決まったパターンで0を含んでいる場合にのみ成立します。
つまり実務では、次のような話になります。
- 「この商品をUPC-Eにしたい」→ できるとは限らない。元のコード次第です
- UPC-Eを使いたいなら、商品コードを割り当てる段階から逆算して、短縮可能な番号を選ぶ必要があります
- すでに番号が確定している商品を後からUPC-Eにすることは、多くの場合できません
短縮できるかどうかを判定する条件は複数のパターンに分かれており、事業者コードと商品アイテムコードの並びに強く依存します。実際に変換できるかは、個別に確認が必要です。
読み取り側は12桁に戻して処理する
スキャナーがUPC-Eを読むと、多くの場合内部で12桁のUPC-Aに展開してからシステムに渡します。この挙動は設定で変えられることがあります。
実務上のトラブルはここで起こります。
- 8桁のまま送出する設定のスキャナーと、12桁に展開して送出する設定のスキャナーが混在すると、同じ商品が別コードとして登録されます
- 商品マスタに8桁で登録したのに、レジは12桁を送ってくる(またはその逆)と、商品が見つかりません
データベース側は12桁(さらに言えば13桁のGTIN-13)で正規化しておくのが安全です。UPC-Aの先頭に0を足すとEAN-13になるという関係も踏まえ、社内では13桁に統一することをおすすめします。
チェックデジットの注意
UPC-Eの末尾に表示される数字は、展開後の12桁UPC-Aに対して計算されたチェックデジットです。8桁の数字列から直接計算したものではありません。
8桁の見た目だけを見て「EAN-8と同じように計算すればいい」と考えると、必ず誤った値になります。UPC-EとEAN-8は桁数が同じだけで、まったく別のものです。
日本での実用性について
正直に書きます。日本国内の事業者がUPC-Eを新規に使う場面は、ほぼありません。
日本のGS1事業者コードは45または49で始まります。UPC-Aは先頭が0のEAN-13に相当するため、日本の事業者コードから作られたJANコードはUPC-Aにならず、したがってUPC-Eにもなりません。
小さい商品にバーコードを付けたいという目的であれば、日本で使うべきはJANコード短縮タイプ(GTIN-8)です。これはUPC-Eとは別の制度で、GS1 Japanへの申請により利用できます。
UPC-Eが関係するのは、北米から輸入した商品を扱う場合——つまり読み取る側としてです。その場合は、上記の「12桁に展開されるか」の設定確認が実務上の要点になります。
印刷時の注意
シンボルの規格はUPC/EAN系(ISO/IEC 15420、国内ではJIS X 0507)に従います。UPC-Eは元々小さな商品向けなので、縮小して使われがちです。
- モジュール幅が規格下限を下回らないよう、実寸を測って確認してください
- 左右のクワイエットゾーンは、面積が小さいほど削られやすくなります。最優先で確保してください
- 数字がバーの外側に配置されるレイアウトを、余白と誤認しないでください
参考にした一次情報
執筆:Anna Smith | 公開日:2026年8月22日 | 最終更新:2026年8月22日
本記事の規格に関する記述は、GS1およびJIS/ISOの公開仕様を参照しています。参照先は本文中に記載しています。
最終更新:2026年8月22日。規格・制度は改定されることがあります。実運用の前に必ず公式資料で最新情報をご確認ください。誤りにお気づきの際はお問い合わせよりご指摘ください。