チケットバーコード作成ツール
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チケットのバーコード——偽造対策が本質
チケットのバーコードで最も重要なのは、印刷品質でも読み取り速度でもなく「複製されたときにどう検知するか」です。バーコード自体はコピー機で複製できます。バーコードは偽造防止機能ではありません。
複製を防ぐのではなく、検知する
実運用での基本はワンススキャン(一度限りの入場)です。
- 各チケットに固有の番号を発行する(連番ではなく推測困難な値)
- 入場時にサーバー側で使用済みフラグを立てる
- 2回目の読み取りはエラーとして弾く
この方式なら、複製されたチケットは先に入場したほうが通り、後は弾かれます。複製自体は防げませんが、不正な二重入場は防げます。
番号は推測できてはいけない
連番のチケット番号は致命的です。1枚買えば前後の番号が推測でき、偽造チケットが量産されます。
- ランダムな文字列、またはハッシュ値を使う
- 桁数を十分に取る(総発行枚数に対して探索空間を大きく取る)
- チェックディジットだけでは不十分です。計算方法が知られれば有効な番号を生成できます
形式の選択
| 形式 | 向き |
|---|---|
| QRコード | スマホ画面表示、来場者が自分で読む場面 |
| Aztecコード | 券面が狭い、専用改札機を自社で用意する |
| Code 128 | 既存のハンディスキャナーで運用 |
Aztecは周囲の余白が不要なため、情報が密集する券面で有利です。ただしスマートフォンの標準カメラでは読めないことがほとんどで、専用機器が前提になります。
印刷と表示の実務
- 感熱紙の退色——前売券は購入から入場まで期間が空きます。財布内の可塑剤や車内の高温で印字が消えます。長期間持ち歩く券は熱転写または通常印刷を検討してください
- スマホ画面表示——画面の輝度を上げるよう案内文を添えてください。保護フィルムの反射やダークモードでの反転表示が読み取り不良の原因になります
- ミシン目・折り目を避ける——半券を切り離す位置にコードがかからないよう設計します
- 入場時の照明——屋外の直射日光下と暗い会場内では読み取り条件が変わります。両方で検証してください
大量発券
座席指定券のように1枚ずつ内容が異なる券をまとめて作る場合は、一括作成ツールをご利用ください。1行1件でデータを貼り付けると、まとめて生成できます。
オフライン時の運用設計
ワンススキャン方式はサーバー照合が前提です。会場のネットワークが落ちたときにどうするかを決めていない運用は、当日に止まります。
- 事前にリストを端末へ配布する——有効なチケット番号を端末側に持たせ、オフラインでも照合できるようにします。ただし重複入場の検知は端末間で共有されません
- 複数ゲートの同期——ゲートAで入場した券がゲートBで弾かれる必要があります。オフライン時は同期できないため、復旧後に突合します
- 手動入場の記録——最終手段として券面の番号を控える運用を決めておきます
再発行への対応
券を紛失した来場者への再発行は、旧番号を無効化してから新番号を発行します。無効化せずに再発行すると、旧券で先に入場された場合に正規の購入者が入れません。
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最終更新:2026年8月22日。誤りにお気づきの際はお問い合わせよりご指摘ください。