全体の概要はバーコード作成ツール(全形式対応)をご覧ください。このページでは読み取れないときの原因の切り分けに絞って解説します。
バーコードが読み取れないときの診断手順
読み取り不良の原因は無数にあるように見えますが、実際には4つに分類できます。上から順に確認すると、たいてい数分で特定できます。
1. 余白(クワイエットゾーン)——最も多い原因
まずここを疑ってください。バーコードの左右には空白が必要で、スキャナーはこの空白でシンボルの開始と終了を判断します。
- 必要な幅は最も細いバー(ナローバー)の10倍以上。ナローバー0.25mmなら片側2.5mm以上です
- 枠線でバーコードを囲んでいないか
- 背景の絵柄や罫線が余白にかかっていないか
- ラベルの端ぎりぎりに配置していないか
QRコードの場合は四辺すべてに4セル分必要です。上下の余白を忘れがちです。
2. サイズ——細すぎる
ラベル幅に収めようとしてバーを細くしすぎるケースです。ナローバー幅は0.25mm以上を目安にしてください。
桁数が多くて収まらない場合、細くするのではなく次を検討します。
- 番号の桁数を減らす
- 英字を外して数字のみにする(Code 128は数字2桁を1組に圧縮するため大幅に短くなります)
- QRコードなど2次元コードに切り替える
3. コントラスト——色と印刷
- 赤系統のバーは読めません。多くのスキャナーが赤色光を使うため、背景と区別がつきません
- 白黒反転は標準仕様ではありません。対応しないリーダーがあります
- インクのにじみでバーが太っていないか。インクジェットや段ボール直刷りで起こります
- 光沢のある表面は照明が反射して読めないことがあります。マット加工のほうが安定します
4. データそのもの——読めるが値が違う
「読み取れるのに結果がおかしい」場合は、シンボルではなくデータ側の問題です。
- チェックディジットの計算違い——他システムが出力したバーコードでよくあります
- スキャナー設定の不一致——Code 39の開始・終了記号(*)、Codabarの A〜D、チェックディジット検証の有無が、送出側と受け側で食い違っていないか
- GS1-128でFNC1の欠落——可変長AIの後ろに区切りがないと、次のAIの数字まで取り込まれます。バーコードは正常に読めるのに値が壊れる、という症状になります
切り分けの順番
- スマートフォンで読めるか試す——読めるならシンボル自体は正しい。現場のスキャナー側の問題です
- 画面上のバーコードを直接読めるか——読めるなら印刷工程の問題です
- 別の紙・別のプリンターで刷って読めるか——素材やインクの問題を切り分けられます
- 読み取れた文字列を入力値と照合する——一致しないならデータ側の問題です
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最終更新:2026年8月22日。誤りにお気づきの際はお問い合わせよりご指摘ください。